私たち夫婦はインドア派ですが、キャンプにも少し興味があります。
ですが、当時は道具も知識もありませんでした。
そんな私たちでもグランピングなら行けるかも…ということで、挑戦してみたときのお話です。
場所は千葉県香取市にあるTHE FARM（ザファーム）という施設。
体験談は2019年11月のものなので、現在とはちがう部分があるかもしれません。
（調べた情報は現在のものです。）
当時の私たちにはまだ子どもがいませんでしたが、いつか子どもと一緒に行けるように
子どもと一緒に楽しめるポイントもお話していきます。
これからグランピングに行く予定の人に少しでも役立てば嬉しいです。
ザファームについて
千葉県香取市にある「THE FARM（ザファーム）」は、森に囲まれた自然いっぱいのグランピング施設です。
グランピング
グランピングのテントは、全部でこちらの7種類。
| テントの種類 | 基本料金 （税込） | 宿泊人数 | 広さ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| リバーサイド | 18,260 円～ | 1～4名 | 60平米 | 目の前に深さ30cmの川 |
| ファミリースイート | 19,140 円～ | 1～5名 | 80平米 | 唯一5人まで宿泊できる広いテント |
| アスレチック | 19,360 円～ | 1～4名 | 60平米 | 滑り台やボルダリング付き |
| クリフスイート | 20,460 円～ | 1～4名 | 80平米 | 崖の上にある広いウッドデッキ |
| ヴィラ | 21,560 円～ | 1～4名 | 100平米 | 2階建てのウッドデッキ |
| フォレスト | 23,430 円～ | 1～4名 | 60平米 | 1日1組限定 薪ストーブとシアター付き |
| グランテラス | 28,930 円～ | 1～4名 | 120平米 | 1日1棟限定 最高グレート |
料金順に並べてみました。（料金は曜日や時期によって変動します。）
1番安い「リバーサイド」は、目の前に浅い川が流れています。
深さは30cmしかないので、安心して子どもと一緒に遊べます。
2番目に安い「ファミリースイート」は、テントの中もウッドデッキも広々としています。
唯一5人まで宿泊できるので、子どもがたくさんいる家庭でも安心です。
3番目に安い「アスレチック」は、宿泊スペース内に滑り台やボルダリングがあるのが特徴です。
貸切なので、好きなだけ子どもを遊ばせられるのがいいですね。
また、無料貸し出し遊具もあるため、子どもも飽きずに時間を過ごすことができます。
さまざまな施設
ザファームはグランピング以外にもいくつかの施設があり、日帰りでも十分楽しめます。
- グランピング
- コテージ
- キャンプ場
- バーベキュー場
- 農園
- ミニ牧場
- 温泉
- カフェ
- ドッグラン
グランピングのチェックイン前後も楽しめるので、早めに来て遊ぶのもいいですね。
キャンプ場では、持ち込んだテントを使って本格的なキャンプを楽しむこともできます。
日帰りならリニューアルした「おふろcafeかりんの湯」もおすすめです。
かりんの湯についても、のちほど詳しくお話します。
アクティビティ
さらに、さまざまなアクティビティも用意されています。
- 収穫体験
- ジップライン
- 火おこし体験
- カヌーツーリング
- ボタニカルキャンドル作り
- レザークラフト
- フォトフレーム作り
他にも乗馬やいちご狩りなどが体験できるアクティビティもあります。
グランピングと合わせて、自分たちの好きなアクティビティを組み合わせてみてくださいね。
普段できない体験ばかり。素敵な思い出作りにぴったりです。
「恋する豚研究所」で昼食
ザファームに向かう前に、車で11分のところにある「恋する豚研究所」で昼食をとりました。
窓がたくさんある室内は、日当たりの良い明るい雰囲気でした。
ここで使われている豚肉は、エサや環境にこだわって育てた豚たちからできています。
生産者を1農場だけにして、限られた頭数の豚を大切に育てているそうです。
恋する豚のしゃぶしゃぶ定食
1,970円（税込2,167円）
しゃぶしゃぶはとても食べやすく、ペロッと完食してしまいました。
新鮮な野菜もたっぷり食べられて、とても健康的な食事でした。
入口では豚肉やハムなど販売もあります。
ザファームにチェックイン
駐車場を出て、すぐ近くの建物がグランピングラウンジになっていました。
シャトルバスのバス停もすぐ近くにあります。
ラウンジ内はお洒落な雰囲気。
ちょうどチェックインの人たちで賑わっていました。
こちらは夜の写真ですが、夜はさらに落ち着きのある空間です。
11月だったので、クリスマスの飾りがきれいでした。
ラウンジではチェックインとグランピングの説明をしてもらえます。
- 22時以降はテント内で過ごすこと
- 宿泊中のお手洗いはラウンジのものを使用すること（24時間OK）
他にはアクティビティや食事についてなど、丁寧な説明でとても分かりやすかったです。
ここではモーニングチケットと温泉パスカードも受け取りました。
温泉パスカードはチェックイン前にも受け取れるそうです。
また、貸し出し品もいくつかあります。
- パーティグッズ
- 食器用洗剤
- 延長ケーブル
- ブランケット
- 救急セット
- ソーイングセット
- ベビーチェア
- 充電器
- 保冷バッグ（保冷剤入り）
- 加湿器
- サンダル
子どもを連れて行ったときに、ベビーチェアが借りられるのは助かりますね。
泊まるテントは「ファミリースイート」
今回私たち夫婦が泊まったテントは、2番目に安い「ファミリースイート」。
広めのテントには可愛いミニテントがあり、子どもも楽しく過ごせそうな空間でした。
反対側にはセミダブルベッドが2つ並んでいます。
寝袋と寝袋用のマットがそれぞれ3つずつ置いてあるので、5人で泊まっても安心です。
この時は11月で寒かったのですが、テント内にはエアコンがありとても暖かく過ごせました。
他にも室内には、電気ケトル・冷蔵庫・マグカップ・充電式ランタン・シューズBOXがあります。
さらにアメニティも充実していて、普通のホテルのような快適さでした。
バスタオル、フェイスタオル、はみがきセット・スリッパ・コーヒー・ティーセット・ミネラルウォーター
寝間着はないので、自分で持っていく必要があります。
外のウッドデッキにはハンモックがあり、暖かい時期には外でゆったり過ごすこともできそうです。
また、屋根のある広いBBQスペースも用意されていました。
中にはBBQをするための器材が置いてあります。
その横にはシンクもあり、宿泊スペースだけで快適に過ごせるようになっていました。
2人だけでも楽しいですが、家族や友達とわいわい過ごしたくなるような空間でした。
野菜の収穫体験
宿泊プランについている野菜の収穫体験に参加しました。
午前の回は11:00、午後の回は16:00から始まります。（11～2月は午後の回が15:30から）
集合場所に行くと、参加する人たちが次々に集まってきました。
子どもを連れた家族も何組か参加しています。
シューズカバーと軍手を貸してもらい、みんなで農園へ向かいました。
手ぶらで参加できるのは嬉しいですね。
途中にはキャンプ場があり、自分たちでキャンプを楽しむ人たちを何組か見かけました。
この収穫体験では、3種類の季節野菜の収穫が体験できます。
（収穫できる野菜は時期によって変わります。）
11月に体験した私たちは、サツマイモ・カブ・大根を収穫させてもらいました。
ザファームのスタッフの方はとても明るく話も面白いので、和やかな雰囲気で収穫体験が進みます。
収穫の仕方も丁寧に教えてもらえるため、みんな上手に収穫できていました。
大根がとても大きくて驚きました。
こんなに持って帰ってもいいの！？というくらいのボリュームでした。
収穫した野菜は夕食のBBQで食べても良いそうですが
夕食のボリュームが多くて食べる余裕がなかったので、すべてお土産に持ち帰りました。
持ち帰る場合は、チェックアウト後に収穫すると鮮度が良くておすすめです。
収穫したあとは、そのままみんなで近くのミニ牧場へ向かいました。
動物に収穫した野菜の葉をあげても良いとのことで、たっぷり食べてもらいました。
子どもたちがとても楽しそうに葉をあげていました。
夕食はテントでバーベキュー
夕食はそれぞれのテントにあるBBQスペースで食べます。
食材はチェックインをしたグランピングラウンジで17:00～19:00に受け取ることができます。
私たちが選んだプランは「1ポンドビーフステーキがメインの定番BBQセット」です。
食材は1つ1つ丁寧に包まれていて、焼き方の説明まで入っていました。
そのまま食べられるサラダも入っていたので、焼いている間に食べます。
メインは1ポンドのビーフステーキ。
2人で1ポンドでしたが、とても分厚くて食べ切れないんじゃないかと思うくらいのボリュームがありました。
さらに、小学生や幼児にはそれぞれ子ども用のメニューが用意されています。
家族みんなでバーベキューが楽しめるメニューになっていました。
おふろcafeかりんの湯
BBQのあとは、お風呂に入るために「かりんの湯」に向かいました。
テントからは少し歩きますが、5分もしないくらいで到着したと思います。
（テントの種類にもよります。）
天然温泉のかりんの湯は、2022年4月にリニューアルオープン。
現在は温泉の他にもさまざまな楽しみ方のできる施設になっています。
宿泊中は何度でも入り放題です。
さらに、子どもと一緒に楽しめる場所もいくつかあります。
ボールプールに絵本やおもちゃ、小さな子どもでも安全に遊べるスペースです。
子どもが飛んだり跳ねたりできるドーム。
サウナ室からもよく見える場所なので、子どもを見ながらくつろぐこともできます。
授乳室・おむつ交換スペースも完備されているため小さな子と一緒でも安心。
食堂にはキッズメニューがあり、お座敷やキッズチェアも用意されています。
私たちが行った2019年は、まだ温泉を楽しむだけの施設という感じでしたが
今は大人も子どもも1日中楽しめる施設になっています。
リニューアル後のかりんの湯にもぜひ家族で行きたいです。
夜はたき火でスモア
テントに戻るころには、もうすっかり暗くなっていました。
夜はとくに冷えて寒いのですが、テントからの光がとてもきれいでいつまでも見ていたくなります。
湯冷めには気をつけてくださいね。
19時からはたき火を行っており、そこではスモア（焼きマシュマロ）を楽しむことができました。
手持ち花火ができるエリアもあるので、夜にも楽しみがたくさん待っています。
夕食やお風呂を早めに済ませて、夜の時間をゆったり楽しむのも良いですね。
ザファームでは「22時以降はテント内で過ごす」という約束があります。
もう少しフラフラしたい気もしますが、テントに戻ることにしました。
両側のテントからは、友達同士で来た大学生くらいの人たちの楽しそうな声が聞こえてきます。
それぞれ女子会・男子会のような雰囲気でした。
ウッドデッキにあるシンクで歯をみがき、広いベッドでゆっくりと休むことができました。
朝食バイキング
翌朝は時間に余裕があったので、かりんの湯へ朝風呂に向かいます。
夜の温泉もよかったですが、朝は明るくてめちゃくちゃ気持ちよかった記憶があります。
その後は朝食チケットを持って朝食バイキングに向かいました。
朝食は「THE FARM CAFE」と「かりんの湯お食事処」のどちらかを選べるようになっています。
私たちはTHE FARM CAFEでの朝食バイキングに行くことにしました。
THE FARM CAFEに入ると、こじんまりした空間にさまざまな朝食が並んでいます。
「カフェの中で食べる」か「テントに持ち帰って食べる」か選ばせてもらえました。
カフェの中で食べればバイキングなので何度でもおかわりできますが、
テントに持ち帰るとその１回きりになります。
せっかくお洒落なテントに泊まっているので、今回は持ち帰って食べることにしました。
テントに戻り、ウッドデッキにあるテーブルで朝食を食べます。
ファミリースイートは少し高い位置にテントがあるので、グランピング全体がよく見えて良い景色でした。
朝のヒンヤリした空気と暖かい陽の光が気持ちよかったです。
その後、グランピングラウンジでチェックアウトをして帰りました。
チェックアウト後も周りの施設やアクティビティでまだまだ楽しめます。
夫婦でグランピング まとめ
今回は夫婦2人でグランピングに挑戦してみたお話でしたが、
グランピングはカップルでも家族でも友達同士でも誰とでも楽しめると感じました。
子どもが大きくなったら家族で行きたいと思います。
周りを気にせず楽しもうと思い、他のテントと少し距離のあるファミリースイートを選んだのですが、
1番安いリバーサイドでもそんなに周りの目は気にならなそうだったので
次はリバーサイドに泊まってもいいかなと思いました。
また、チェックイン前にも温泉やカフェなど楽しめると知ったので
次からは早めに行ってチェックイン前から楽しもうと思います。
今回は夕方からあまり時間に余裕がなかったので、次はもっとゆったり楽しみたいです。
以上が、私たちが初めてグランピングを体験したお話です。
グランピングはアウトドアの経験がない人も気軽に楽しむことができますし、
ザファームは本格的なアウトドアを楽しみたい人にもピッタリな場所でした。
興味がある人はぜひ遊びに行ってみてください。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
グランピングのあと、自宅でベランダバーベキューをした話はこちらから。
夫婦2人でのお泊まり体験談はこちらでもお話しています。
