「立ち会い出産をするか?しないか?」というのは大きな選択ですよね。
私は立ち会い出産をしませんでした。
私のようにコロナ禍で立ち会い出産ができなかった人もいると思いますが、
中にはあえて立ち会い出産を選ばない人もいると思います。
立ち会い出産をしないと決めたけど、1人で出産に臨むのはやっぱり不安…。
そんな不安を抱えている人のために、今回は立ち会い出産をしない人におすすめの準備をお話します。
また、経験をもとに立ち会い出産をしないメリット・デメリットもまとめました。
コロナ禍で立ち会い出産できませんでしたが、私にはしない方が合っていました。
とはいえ、立ち会い出産は素晴らしいことだと思います。
立ち会い出産しない人におすすめの準備
立ち会い出産をしないときにしておくと安心な準備や対策はこちらの4つです。
- 陣痛バッグの中身はすぐ使える状態にしておく
- 分娩時に必要なものは手元に置いておく
- 旦那さんに出産の大変さを知っておいてもらう
- 医師や助産師との関係を良好にしておく
陣痛バッグの中身はすぐ使える状態にしておく
陣痛の間隔が近づいて分娩台に上がったときには、なかなか荷物を触っている余裕はありません。
そばに旦那さんがいれば気軽にお願いすることができますが、
1人で出産に臨んだ場合は助産師さんにお願いすることになります。
助産師さんにお願いするのは何となく気が引ける…
なんて心配があるのであれば、事前に準備をしておくことをおすすめします。
痛すぎて気を使っている余裕なんて無くなることの方が多いと思いますが、不安は減らしておいて損はありません。
例えば、下記のことがおすすめです。
スマホの充電をしておく
心配をしている旦那さんや家族に、ギリギリまで連絡をとる人も少なくないと思います。
夫は私を病院に送ったあと、しばらく車で待っていてくれました。
いざとなった時にスマホの充電が切れてしまっては大変です。
一応モバイルバッテリーも持っていくと思いますが、バッグから助産師さんに出してもらうことになるかもしれません。
分娩時にバタバタしないために、スマートフォンの充電はなるべくしておくことをおすすめします。
スマホは産後も写真を撮ったり家族に連絡をしたりするのに使います。
スムーズに使えるようにしておくと安心です。
ペットボトルにストローを付けておく
出産時にペットボトル用のストローを持っていく人は多いと思います。
寝たままペットボトルの飲み物を飲むことができるため、必須と言っても過言ではないアイテムです。
ダイソーなどで簡単に手に入ります。
ペットボトル用ストローを持っていくときには、
陣痛が来て病院に向かう前にストローをペットボトルに取り付けておくことをおすすめします。
病院に着いてから、荷物を自分で触るような時間がない可能性があるからです。
病院に着いたらすぐに「診察 → 浣腸 → 分娩台」という流れでした。
また、産後も起き上がるのが辛かったので、すぐに飲める状態にしておいて本当に良かったと思いました。
何本か持っていく予定なら、2本はストローを取り付けておいてもいいと思います。
分娩室で使うものはすぐ出せるところに入れておく
分娩台に上がるころには陣痛の間隔がかなり近く、自分で荷物を触っている余裕がない可能性があります。
私の場合は、助産師さんが陣痛バッグから必要そうなものを取り出してくださいました。
自分で取り出すにしても、助産師さんに取り出してもらうにしても、
すぐに取り出せるように、分娩室で必要そうなものはバッグの上の方やサイドのポケットなどに入れておくことをおすすめします。
分娩時に必要そうなアイテムは、次の項目でお話していきます。
分娩時に必要なものは手元に置いておく
立ち会い出産をしない場合はそばに家族がいないため、必要なものは自分で取ることになると思います。
手元に置いておくことで、必要なときにすぐ取ることができるため用意しておくといいです。
こちらが分娩時に必要なアイテムです。
必要なアイテム | 理由 |
---|---|
スマホ | 陣痛の合間に夫や家族と連絡をとる場合や、 産後もすぐに写真を撮るためにあると便利。 |
飲み物 水・お茶・スポーツドリンクなど | 出産中は息が荒くなったり声を出したりして喉が乾く。 ストロー付きのペットボトルがおすすめ。 |
軽食 ウィダインゼリーなど | 長期戦の場合は何か食べて体力を付けることも。 食欲が出ないこともあるため、ウィダインゼリーのようなものがおすすめ。 |
タオル | 出産中は痛みに耐えるため汗をかくことも。 辛くて泣いてしまったときにも役立つ。 |
私が実際に手元に置いてもらったアイテムです。
軽食をとる余裕はなかったですが、もっと長くかかっていたら食べていたかもしれません。
出産時の様子はこちらの記事でもお話しています。
旦那さんに出産の大変さを知っておいてもらう
立ち会い出産をしない場合、旦那さんが出産の大変さを知る機会はほとんどありません。
そのため、事前に出産の大変さについて理解してもらうことはとても大切なことです。
産後のママや赤ちゃんに対する接し方も変わってくると思います。
出産に立ち会わない旦那さんに、出産について知ってもらう方法は下記の3つです。
出産の流れを伝えておく
出産は何時間もかかるということや、会陰切開のことなど、知らない男性も多いと思います。
家で陣痛や破水が起きたときにも慌てないように、出産について話しておくのは大切なことです。
また、分娩の状況によっては帝王切開になる可能性もあるということも伝えておいた方が安心です。
夫は「赤ちゃんは生まれた瞬間に泣く」ということを知らなかったと言っていました。
YouTubeで出産の動画を見せる
出産の様子を撮影した動画がYouTubeにはいくつも投稿されています。
YouTubeで「出産」と検索するだけで、たくさんの出産動画が出てきます。
出産について知るには、リアルな出産の様子を見てもらうのが1番分かりやすいと思います。
ですが、1つ注意しておくことが…
中には出血など生々しい部分が映っていたり、妊婦さんがかなり叫ぶような動画もあります。
そのため、旦那さんに見せる動画は事前に選んでおくことをおすすめします。
妊婦さんが痛そうにしている動画を選ぶと大変さが伝わりやすそうですね。
出産に関する漫画やドラマを見せる
言葉だけでは上手く伝えられなかったり、リアルな出産動画が生々しくて見られない人には
見やすくまとめられた出産に関する漫画やドラマを観るのがおすすめです。
見やすい演出で、出産の大変さも伝わる内容になっていると思います。
私のおすすめの漫画は「コウノドリ」です。
出産が命に関わることだということがよく分かる内容になっています。
また、赤ちゃんの誕生に感動するシーンもたくさんあるので、
産まれる瞬間に立ち会えない旦那さんにはぴったりの内容です。
出産のときだけでなく妊娠中に気をつけた方が良いことについても載っているため、ぜひ一緒に見て欲しいです。
私は妊娠中に漫画を全巻読みましたが、
旦那さんと一緒に観ることができるドラマの方もおすすめです。
医師や助産師との関係を良好にしておく
立ち会い出産をしない場合、知らない人たちの中で何時間も痛みに耐えなければいけなくなります。
そして出産のときには、先生や助産師さんたちの協力が不可欠です。
例えばこんなときです。
- 分娩の状況を教えてもらう
- 背中やお尻を押してもらう
- 荷物を取ってもらう
- 呼吸や体勢を教えてもらう
みんなで協力して出産に臨むので、周りとのやりとりは意外と多いです。
先生や助産師さんとは妊婦健診で何度も話す機会があると思うので
その時に話しやすい関係になっておくと分娩時も1人で安心して臨むことができます。
立ち会い出産をしないメリット
それでは、立ち会い出産をしない選択をするメリットをお話します。
苦しんでいる姿を見られることがない
出産の痛みで叫んでしまったり、体が動いてしまったり、泣いてしまう人もいるかもしれません。
そして中にはそのような姿を旦那さんにあまり見られたくないという人もいると思います。
苦しんでいるママを何時間も見ているのは辛い時間になるでしょう。
ママが辛い思いをしているのだから、パパも一緒に乗り越えて欲しいと思っている人には向いていますが
その必要を感じない人には、立ち会い出産は必要ないかもしれません。
私は何となく夫にあまり見られたくないなと思ってしまいました。
夫に強い口調で当たってしまう心配がない
出産中はあまりの痛さに余裕がなくなる人がほとんどです。
そばに気を許している人がいると尚更、普段言わないような発言をしてしまうことも。
余裕のない姿を旦那さんにあまり見られたくない人は、立ち会い出産を選ばない方が良いかもしれません。
もし出産中そばに夫がいたら、強めの口調で話してしまったかもしれません。
生々しい部分を見られることがない
出産では出血はもちろん、立ち位置によっては胎盤など生々しいものを見る可能性があります。
女性は月経などで自分の血液を見るのは慣れている人も多いと思いますが、
そのようなものに耐性がない男性は多いようです。
立ち会い出産をするかどうかは旦那さんとよく相談して決めることをおすすめします。
出産中に旦那さんが倒れてしまっては大変ですからね。
緊急時にすぐ対応できる
出産中は何が起こるか分かりません。
突然、帝王切開をすることになったり、ママが危険な状態になる可能性もあります。
そんなとき、旦那さんが立ち会っていればリアルタイムで状況を把握することができます。
また途中の経過も実際に見ているため、あとで結果だけ知らされるよりも理解がしやすくなります。
私の場合は赤ちゃんが苦しくなり、途中から吸引分娩になりました。
私は産むことでいっぱいいっぱいだったのですが、夫が立ち会っていればもう少し状況が把握できたかもしれないなと思っています。
夫にイライラすることがない
分娩室では、出産に苦しむ妊婦さんのそばで
何をしてあげたらいいんだろう?
どこにいたらいいんだろう?
などと、悩む旦那さんも多いと思います。
そして、旦那さんが陣痛の合間に何気なくスマホやテレビを見ているだけでも、
苦しんでいる本人からすれば複雑な気持ちになってしまうことも。
臨機応変に動ける旦那さんなら大丈夫だと思いますが、
オロオロしている姿や協力的でない姿を見てしまうと、ついイライラしてしまうこともある可能性があります。
出産中は心の余裕もないので、なおさらですね。
旦那さんに対してキツイ言葉をかけてしまい、後から後悔することもあるかもしれません。
そのようなことが心配な人は、立ち会い出産をしないという選択もありだと思います。
立ち会い出産をしないデメリット
次に、立ち会い出産をしない選択をするデメリットをお話します。
1人で出産に臨むのは心細い
立ち会い出産をしない場合は、出産中そばに旦那さんや家族はいません。
初めての出産となると尚更1人では心細いです。
立ち会い出産をすれば、出産を2人で乗り越えることができます。
中には旦那さんだからこそお願いできることもあるかもしれません。
ただそばで応援してくれるだけでも、心強いかもしれませんね。
赤ちゃんが誕生する瞬間の感動を一緒に味わえない
立ち会い出産をすることで、出産を「2人で一緒に頑張った」という思いが生まれると思います。
そして、やっとのことで産まれた赤ちゃんの姿を見たときの感動は
一緒に出産を乗り越えていないとなかなか味わうことができないものです。
立ち会い出産をしない場合は、どうしても「待っているだけで赤ちゃんが産まれてきた」という気持ちになってしまうことが多いと思います。
この人生の大きなイベントを旦那さんや家族と一緒に迎えたい人は、立ち会い出産をおすすめします。
産まれたばかりの赤ちゃんを旦那さんに抱っこしてもらうというのも素敵ですよね。
出産の大変さが伝わりにくい
立ち会い出産をしない場合、旦那さんが見られるのは分娩室に入るまでになることが多いと思います。
うちの夫は病院の外で別れたので、ほとんど様子を見ていません。
分娩室でのママの様子を見ることができないため、
実際の出産がどんなに大変だったかを知ることはなかなか難しくなります。
家での陣痛の様子や出産の知識などから、大変さを理解してくれる旦那さんなら有難いのですが
中には理解してもらえず、出産を軽んじるような発言をされてしまうこともあるようです。
理解してもらうには実際に立ち会ってもらうのが1番という考えなら、立ち会い出産をおすすめします。
あんなに辛い思いをして産んだのに、理解してもらえないのは悲しいですよね。
まとめ
立ち会い出産をしない選択をする人へ、しておくと安心な準備を4つお話しました。
初めての出産を迎える人は尚更不安ですよね。
これらはやっておいて損はないので、ぜひおすすめです。
立ち会い出産をしないメリット・デメリットもお話しました。
メリット・デメリットありますが、私には立ち会い出産をしない選択をして特に問題ありませんでした。
出産は人生の大切なイベントです。
皆さんが自分に合った選択ができますように。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。