私たち夫婦は、2021年4月に結婚式を挙げました。
場所は長野県の軽井沢にある、星野リゾート「星のや軽井沢」です。
家族旅行と新婚旅行が一緒になった、温かい結婚式でした。
あまり凝った演出に興味がない夫婦が計画した結婚式です。
同じような人の役に立つ情報があればと思い、今回この記事を書くことにしました。
小規模な結婚式を挙げたい人の参考になれば嬉しいです。
「家族のみの国内リゾート婚の良いところ」はこちらの記事でまとめています。
私たちの結婚式の大まかな概要
まず、私たちの結婚式について簡単にお話します。
参加する家族
参列・宿泊をするメンバーはこちらです。
| 新郎（夫） | 新婦（私） |
|---|---|
| 父・母・弟 祖母・叔父・叔母 | 父・母・妹 |
私たちを入れて、全部で11人です。
かなり少人数での結婚式でした。
大まかなスケジュール
星のや軽井沢には結婚式の前日から宿泊し、全部で2泊3日しました。
- 1日目軽井沢に到着
新郎新婦はリハーサル
- 1日目 夜両家の顔合わせ
村民食堂
- 2日目 午前挙式
石の教会
- 写真撮影会
- 食事会
レストラン ノーワンズレシピ
- 2日目 夕方以降フリータイム
- 3日目 午前ハルニレテラスを散策
- 3日目 午後帰宅
ウエディングフェアで式場の見学
きっかけは結婚指輪の購入でした。
当時は「結婚式をする」ということだけ決まっていて、特に探してはいませんでした。
ウエディング専門スタッフの方からいくつか紹介してもらい、
軽井沢での式場見学の予約を取ってもらいました。
私たちがリゾート婚を選んだ理由はこちらの記事でお話しています。
せっかく軽井沢まで行くので、1日で2つの式場のウエディングフェアに参加することに。
その2つ目の式場が「星のや軽井沢」です。
午後からスタートして、個別相談→教会や食事会場の見学→コース料理の試食という流れです。
教会と食事会場の見学では、当日歩く道や参列者の動きなどかなり具体的に教えてくれました。
まだ見学をしに来ただけなのに、本当に親切に案内してくださいました。
そのおかげで、その後の式の打ち合わせがイメージしやすかったです。
決め手になったのは、料理の美味しさと教会の雰囲気です。
料理は結婚式当日に食べたものとほとんど変わらないクオリティでした。
ウエディングサロンで式の打ち合わせ
何度も軽井沢に行くことはできないので心配していましたが
東京に星野リゾートのウエディングサロンがあり、そこで式の打ち合わせができました。
→東京ウエディングサロン （軽井沢ホテルブレストンコート公式サイト）
メールや電話でも打ち合わせを進めていったので、ウエディングサロンに出向いたのは3回ほどです。
担当の方がとても話しやすく、毎回打ち合わせの日が楽しみでした。
写真や動画を見せてもらいながら計画を立てたのでとてもイメージがしやすく、現地に行けなくても特に問題を感じませんでした。
結婚式の前日から軽井沢へ
星のや軽井沢には、結婚式の前日から宿泊することにしました。
この日は両家の顔合わせや、挙式のリハーサルをします。
それぞれの家族が遠方に住んでいるため、実際に顔を合わせるのはこの日が初めてでした。
村民食堂
私たち夫婦は日中に最終打ち合わせやリハーサルを終えて、
夕食は両家そろって食事をするために村民食堂へ向かいました。
村民食堂は星野エリア内にある食堂です。
家族全員で大きなテーブルを囲みました。
料理はボリュームたっぷり！
お腹がパンパンになりました。
石の教会で挙式
結婚式の当日。
挙式の会場は「石の教会 内村鑑三記念堂」です。
石の教会には見た目以外にも大きな特徴があります。
25mのバージンロード
それは、25mのバージンロードです。
教会の裏側からスタートし、教会内をぐるっと1周して新郎の元へ向かいます。
普通のバージンロードとは違い、曲がったり凸凹していたりしていました。
これは今までの人生を表しているそうです。
また、一般的な父と横並びの歩き方ではなく、父の後ろを新婦の私が歩いてついて行くスタイルでした。
今までを振り返りながら父の背中を見て歩くバージンロードは、思わず涙がこぼれそうになりました。
石とガラスが交互になっているアーチ状の造りは、人生を支え合うという意味が込められています。
石の建物なのに外からの光がたっぷり差し込み、どこか温かみを感じる教会でした。
石の教会内では撮影禁止なので、写真屋さんに撮っていただきました。
ライスシャワー
教会を出るときには、ライスシャワーを浴びました。
星野リゾートで作っているお米を使っているそうです。
髪の中にお米がいっぱい入り込んで面白かったです。
リモート挙式
そして、この挙式はリモート挙式でもありました。
ちょうど数ヶ月前からスタートしたサービスで、追加料金なしで利用させていただいました。（2021年4月当時）
リアルタイムでも後からでも見ることができます。
何人かの友人が参加してくれました。
メッセージやご祝儀を贈ることもできます。
ご祝儀は事前にお断りして、参加してもらいました。
写真撮影会
挙式のあと、新郎新婦はフォトアルバム用の写真撮影をして
その後、家族みんなと自由に撮影会です。
撮影スペースには綺麗なたくさんの花があり、とても華やかで明るい空間でした。
このときは4月で軽井沢はまだ寒い時期だったのですが、ここはとても温かかった記憶があります。
お色直し後に食事会
私と夫がお色直しをしている間に、家族は先に食事会場に移動します。
→ レストラン ノーワンズレシピ（軽井沢ホテルブレストンコート公式サイト）
家族がゆったり待つスペースがあり、そこに引き出物を設置しておきました。
自分で選び取るタイプの引き出物で、飲み物を飲みながら楽しい時間が過ごせたそうです。
お色直し
私たちのお色直しは、挙式のときとほどんど変わりません。
ドレスとタキシードはそのまま同じものにして、リボンやネクタイをカジュアルにすることで雰囲気を変えました。
↓ お色直し後（写真は試着時のもの）
ドレスを2着レンタルすると値段が跳ね上がるのと、何よりこのドレスをとても気に入っていたのが理由です。
ファーストバイト・お手本バイト
食事会ではあまりイベント事は入れず、自由にお話しながら食事を楽しむスタイルにしました。
「両親への手紙」みたいなのは絶対に泣いてしまうので、やめておきました。
唯一取り入れたのは、「ケーキ入刀」とその後の「ファーストバイト」「お手本バイト」です。
ファーストバイトとは、新郎新婦がケーキを食べさせ合うことですよね。
お手本バイトは、両親が食べさせ合いをするというものです。
少人数ならではのアットホームな雰囲気で楽しめました。
料理は試食会で食べたときに感じた美味しさそのままでした。
味だけでなく、見た目も本当にきれいで最高でした。
家族みんなからも好評でお酒も進み、とても楽しんでくれて嬉しかったです。
兄弟姉妹で温泉へ
イベント事が全て終わり、夕方からは自由な時間です。
その日の夜は時間もあるので、温泉に行くことにしました。
これから家族になるということで、夫の弟と私の妹も呼んで4人で向かいます。
1日目の夜は客室にある内風呂を利用していました。
2日目の夜は星野エリアにある「トンボの湯」に行こうかとも思いましたが…
私たちはもうひとつの温泉に向かうことにしました。
メディテーションバス
星のや軽井沢には、敷地内に「メディテーションバス」という温泉施設があります。
文字通り、「瞑想」ができるお風呂です。
メディテーションバスは星のや軽井沢の宿泊客しか利用できないため、とても空いていて快適。
中には「光の湯」「闇の湯」という2種類のお風呂があります。
まず入ってすぐに見えるのは光の湯。
壁からの明るい光に照らされ、光に包まれた湯船です。
その横の壁に小さな穴があり、なんとそこが闇の湯の入り口でした。
かがんで穴から入ると、真っ暗な洞窟がしばらく続きます。
本当に暗くて、正直怖かったです。
その先には少しだけ広がった四角い空間がありました。
ここには少しだけ明かりがあり、私たちの他にも人がいたので何だか安心した記憶があります。
メディテーションバスから出ると、外の冷たい空気がとても気持ちよかったです。
星空もきれいで、しばらく外でぼーっとしていたくなりました。
カフェハングリースポット（村民食堂）
その後は4人で村民食堂に併設されたカフェへ向かいました。
ドリンクを飲みながら、お互いの呼び方を決めてみたりして楽しく過ごしました。
夜はまったり夫婦の時間
全ての予定が終わり、開放感でいっぱいの夜でした。
山路地の部屋
星のや軽井沢には「水波の部屋」「庭路地の部屋」「山路地の部屋」の3種類の客室があります。
私たちが宿泊したのは、1～2人部屋の「山路地の部屋 1階 ダブル」。
星のや軽井沢では一番コンパクトな客室です。
挙式のサービスで、新郎新婦は「山路地の部屋 1階 ダブル」を1泊無料で宿泊できるとのことで、そのまま同じ部屋で泊まりました。
星のや軽井沢の客室は、テレビがなく自然の音だけが響くゆったりした空間でした。
照明も最小限に抑えられ、大きな窓からは自然が広がっています。
天井が高く開放感があり、日中は天井の窓から光が差し込んでいました。
写真は朝の客室の様子です。
ちなみに、他の家族が宿泊している「山路地の部屋 1階」はこんな感じ。
3人まで泊まれる部屋なのでとても広く、このような団らんスペースもありました。
日本酒「ことほぎ」
ホテルの客室には日本酒が用意されていました。
星のや軽井沢の「ことほぎ」という発泡日本酒です。
2人ともお酒が弱く、私は日本酒は初めてで心配でしたが
飲んでみるとほんのり甘くてとても飲みやすくてびっくりしました。
また飲みたいです…！
どこかで買えないかな？と思ったのですが、他では手に入らないようです。
お部屋での朝食
私たち夫婦は頼みませんでしたが、他の家族は朝食をお願いしていたそうです。
和食と洋食で好きな方を選ぶことができます。
私の家族は洋食を選びました。
星のや軽井沢は周りの風景も自然たっぷりで一日中癒されました。
川や木々が広がっていて、空気がとても澄んでいます。
ハルニレテラスを散策
星のや軽井沢から少し離れたところに「ハルニレテラス」があります。
ここにはレストラン・カフェ・雑貨屋などが、ウッドデッキで繋がって立ち並んでいました。
途中で夫の家族と合流し、お昼をご馳走になりました。
ハルニレテラスにあるお蕎麦屋さんです。
私の家族も同じお店で食事をしたそうです。写真は撮ってもらったもの。
その後は雑貨屋を巡ったり、ジェラート屋さんでジェラートを食べたりして過ごしました。
→ HARVEST NAGAI FARM（星野エリア公式サイト）
私の家族や夫の叔父夫婦も偶然ハルニレテラスを散策していました。
それぞれの家族が自由にお店を見て回ったり食事をしたりして楽しんでいました。
ちなみに、夜のハルニレテラスの雰囲気もとてもおすすめです。
その後、各自好きなタイミングで帰宅して今回の軽井沢リゾート婚はお開きです。
まとめ
あまり予定やイベント事を詰めなかったおかげで、本当にゆったりと時間が流れている感覚がありました。
食事会場のノーワンズレシピには他のお客さんもいるため、
できることに制限があったのが逆に良かったです。
（ビデオ・BGMは流せない…など。）
何から何まで決めるのは大変そうだと思っていたので、私たち夫婦にはちょうど良かったです。
星のや軽井沢はリゾート地なので宿泊費は高めですが、
ドレスを1種類だけにしたり、挙式をした人限定割引で宿泊したり
さらに新婚旅行も兼ねたので、普通の結婚式と比べてもそこまで高額になりませんでした。
何より家族みんなが楽しい時間を過ごしてくれて本当に良かったと思っています。
星のや軽井沢で結婚式を挙げて、私たちは大満足です。
この体験談が軽井沢でのリゾート婚を検討中の人に、少しでも参考になれば嬉しいです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。