私は2024年7月に2人目を出産しました。
1人目と同様に、今回も出産レポを残しておきたいと思います。
今回は初めて陣痛促進剤を使用しての分娩で、陣痛開始から3時間というスピード出産でした。
しかし、途中で過強陣痛になり赤ちゃんの心拍が下がる場面も。
1人目のときは陣痛開始から21時間もかかったので、こんなに早くなるとは思いませんでした。
まだ記憶が新しいので、1人目のレポよりも詳しくお話していきます。
これから出産予定の人に少しでも参考になれば嬉しいです。
- 出産の様子が詳しく知りたい
- これから2人目を出産する予定
- 1人目との違いが気になる
- 陣痛促進剤について知りたい
私が出産した病院について
1人目と同じ産院で通院&出産しました。
院長先生(おじいちゃん)と助産師さんたちで営んでいる小さな産院です。
家から1番近い産院にしました。
前回はコロナの影響で立ち会い出産も面会も禁止でしたが、今回はできるようになっていました。
ですが、上の子を預けられる人が周りにいないので今回も立ち会いなしで出産することにしました。
出産前日まで
出産する前日までの様子をお話していきます。
出産10日前(37w0d)
この日の夕方から、時々痛みを感じることが増えました。
お腹を壊したような痛みだったり、生理痛のような痛みです。
時々お尻が痛くなることもありました が、寝る頃には治まっていました。
ずーんとした痛みで、耐えられるレベルでした。
「前駆陣痛」かなと思います。
1人目の時に1番辛かった「内側から爪を立てられたような痛み」も時々ありましたが、
今回は1人目の時ほど痛くは感じなかったため良かったです。
出産9日前(38w6d)
この日は妊婦健診でした。
内診をしてもらうと、子宮口は指が1本入るくらい開いていると言われました。
来週には産まれるかもね~。
その後はNST(ノンストレステスト)をして、子宮口が柔らかくなる漢方を処方してもらい帰りました。
「ツムラ五積散エキス顆粒」という漢方でした。
出産5日前(39w3d)
お腹が頻繁に張るため時間を測ってみると、10分前後の間隔でした。
あとは、子宮やお尻が時々痛かったです。
10分間隔だと何となく焦るのですが、痛みはなかったので特に何もしませんでした。
出産3日前(39w5d)
この日も妊婦健診でした。
子宮口は前回よりも少しだけ開いていて、指が1本と少し入るくらいに。
もう40週に入るから次の健診を早めにして、促進剤の日付を決めようか。
助産師さんにアドバイスをもらい、次の予約は早めに取ることに。
この日もまた同じ漢方を処方してもらいました。
その夜、21:30くらいから10~15分間隔でお腹の張りと少しの痛みがありました。
もしかして今夜産まれるのかな?と思いましたが、寝る頃には治まっていました。
出産前日(40w1d)
出産予定日を1日過ぎたこの日も妊婦健診です。
子宮口は指2本分になっていました。
ん?赤ちゃんの体重が急に増えてるね…。
なぜか赤ちゃんがこの3日間で3100gから3500gになっていると言われました。
出産予定日を過ぎたのと赤ちゃんが大きくなってきたため、翌日の朝から入院して陣痛促進剤で産むことに。
その日の17:00頃から、またお腹や腰が不規則に痛み始めました。
6~8分間隔の痛み
その後、19:00頃から痛みの間隔が6~8分になっていることに気がつきました。
間隔が10分を切っていたので少し焦りました。
でも、痛みのレベルは「そんなに強くない生理痛」くらい。
一応、病院に電話してみると
痛みはそんなに強くないんだね。
うーん…病院に来てもいいし、お家で様子を見ていてもいいかなと思うよ。
どちらでも良いと言われたので、自宅で様子を見ることにしました。
2人目ということもあって心に余裕があったのだと思います。
その後は痛みの間隔がバラバラになり、寝る頃には治まっていました。
出産当日
入院当日。
朝から生理のような「ずーんとした重い痛み」がありました。
時々、下痢のような痛みもあり何度もトイレへ。
その度におしるしが出ていました。
8:00 陣痛が来る
8:00になる少し前から、痛みが強くなり10分以内間隔になってきました。
予定ならここで病院に電話をして病院に向かう流れだと思いますが、
今回はちょうど8:30入院予定だったため、電話をせずに直接病院へ向かいます。
事前に入院の準備もしてあったため、とてもスムーズでした。
我が家には車がないため、カーシェアで向かいました。
突然の破水に備えて、座席には防水シーツを敷きました。
8:30 病院に到着
病院に到着すると、まずはいつも通りに血圧と体重を測って尿検査をしました。
そして、内診をしてもらうと子宮口は4~5cm開いているとのこと。
今朝から便は度々出ていたため、浣腸はしませんでした。
ちなみに、1人目のときは浣腸をしたらお産が一気に進みました。
そのまま分娩室へ行き、出産着に着替え分娩台へ。
陣痛促進剤を使った出産
朝からすでに陣痛がきていましたが、予定通り陣痛促進剤を使用して出産することになりました。
陣痛が来ていたら促進剤は使わないと思っていたので意外でした。
9:00 陣痛促進剤 12mL
私は今回、オキシトシンという陣痛促進剤を使用して出産しました。
副作用がある薬なので、事前に同意書をよく読んでサインしました。
陣痛促進剤(オキシトシン)とは?
陣痛を起こすために使用する薬で、子宮収縮を促します。
オキシトシンは、出産のときに脳から出るホルモンと一緒なため安全性が高いと言われています。
過強陣痛・胎児仮死・子宮破裂などの副作用がありますが、そうならないよう少量から少しずつ投与していきます。
赤ちゃんとお母さんの状態を確認しながら、点滴で少しずつ投与していきます。
まずは、12mlの量からスタート。
その後は、18ml・24ml…と徐々に量を増やしていくという説明を受けました。
ちなみに点滴は2回失敗して、その痕が後々も結構痛みました…。
9:30 過強陣痛に
30分ほど経ち、陣痛促進剤の量を少し増やして18mlにしてもらいました。
すると、しばらくして陣痛の様子がおかしくなっていきます。
なんか陣痛が長い?
ずっと痛い…!!
この時、通常は1分程で治まる陣痛の痛みが、2分以上続いていました。
陣痛の間隔も短いため、休む時間がなく呼吸も苦しかったです。
すると、助産師さんが何人も駆け付けてくださいました。
よぐさん、酸素マスク付けますね~!
体も横に倒します!
赤ちゃんの心拍が下がっていたため、すぐに酸素マスクを付け、体を左に倒しました。
このとき私は、「過強陣痛」というものになっていたようです。
過強陣痛(かきょうじんつう)とは?
陣痛が強くなり過ぎたり、長くなり過ぎたり、間隔が短くなり過ぎたりすること。
これにより赤ちゃんが酸素不足になり、仮死状態になることもあります。
しばらくすると、赤ちゃんの心拍が無事に回復していきました。
早めに回復して良かったね…。
長く続くと危ない状態だったそうです。
その後は、促進剤を6mlに減らして進めていくことに。
10:00頃 子宮口 7cm
その後、あっという間に子宮口は7cmに。
この頃になると、痛みが強くなり思わず唸ってしまいました。
辛すぎて「無痛分娩にすれば良かった…!」と何度も思いました。
もう痛くて痛くて嫌になりそうでしたが、気持ちが折れたら終わりだと思い必死で前向きなことを考えました。
わけも分からず耐えていた1人目のときと違い、2人目はこの先の痛みを知っている分辛く感じました。
赤ちゃんは陣痛中も動いていたので、産まれる体勢になろうとしてるような感じがしました。
酸素を吸いすぎて手が痺れる
鼻に酸素の管を付けていたためか、今度は酸素を吸いすぎて手が痺れてきました。
痛みがないときはタオルを口に当てると良いよ。
助産師さんから勧めてもらい、タオルを口に当てて呼吸すると手の痺れが少しずつなくなっていきました。
この時は助産師さんが1人で、出産の準備をしながら私を見てくれていました。
助産師さんは陣痛の度に背中を押してくださいました。
そんなに力を入れて押してないのに、痛みが和らぐような感じがして驚いたのを覚えています。
10:30 子宮口 8cm→9cm
気が付くと分娩室にいる助産師さんは3人になっていました。
1回陣痛が来る度に、どんどん子宮口が開いていきます。
2~3回の陣痛で子宮口が8cmから9cmになりました。
この辺りからいきみたい感じが出てきましたが、子宮口が全開になるまではいきみ逃しを繰り返します。
いきみ逃しも1人目のときよりは心に余裕があるように感じました。
1人目のときは何度陣痛が来ても子宮口が開いていかなかったのに、今回はスムーズに進んで終わりが見えてきたからだと思います。
子宮口が全開になる
子宮口が全部開いたので、これからいきんでいきますね~!
このタイミングで鼻に酸素の管を付けました。
1人目のときはここで院長先生が現れましたが、今回は助産師さん3人のみで進んでいきます。
何度もいきみましたが、なかなか産まれません。
私がいきんだ方法
助産師さんからは下記の流れでいきむように教えてもらいました。
あくまで私が出産した病院での方法なので、参考程度にご覧ください。
- 痛みが始まったら1回 息を吸って吐く
まずはしっかり息を吸って吐く
- 大きく息を吸う
ここでどれだけ息を吸えるかで、いきむ長さが変わる気がします。
- 1回目のいきみとにかく長くいきむ
- できるだけ声を出さない
- 目を大きく開ける
- お股の方に顔を向ける
- また大きく息を吸う
2回目のいきみに備えて、ここでもう一度大きく息を吸う。
- 2回目のいきみとにかく長くいきむ
息が続く限り、とにかく長く長くいきむ。息を出し切るイメージ。
1回の陣痛で2回いきみました。
毎回2回目のいきみが息が続かなくなりそうで大変でした。
最初にする呼吸は大切だと思います。
3人の助産師さんが一緒に呼吸をしてくださったので
それに合わせて一緒に息を吸ったりいきんだりできました。
良いね!
1回のいきみで赤ちゃんかなり出てきてるよ~!
助産師さんにいきむのが上手と褒めてもらえたのが嬉しかったです。
1回で15秒くらいいきんでいた気がします。
あとで「水泳とかしているの?」と聞かれましたが、運動は全くしていません。
何度かいきんでいる途中で、赤ちゃんが入口に挟まるタイミングがあったのが痛かったです。
このタイミングで院長先生が来て、すぐに会陰切開をしました。
11:15 産まれた
会陰切開をしてから、すぐに産まれました。
陣痛が始まってから3時間くらいで産まれました。
とてもスムーズだったのではないかと思います。
体重は3300gほど、身長も51cmで大きめな赤ちゃんでした。
へその緒が少し絡まっていたようです。
産後は院長先生に会陰切開を縫ってもらい、助産師さんが胎盤を出してくれました。
院長先生は医師でなければできない部分をやりに来てくれたようでした。
出産した直後
2時間は分娩台で過ごす
出産直後は体調の変化が起きやすいため、2時間はそのまま分娩台で安静にしているよう言われました。
始めの1時間は赤ちゃんと一緒にゆっくり横になれました。
1人目のときは借りてきた赤ちゃんみたいな感覚でしたが、流石に2人目だと最初から可愛く感じました。
1時間経ち、赤ちゃんは別室へ。
私は出血の様子や血圧を確認してもらいながら、その後も1時間過ごしました。
血圧を測るたびに、点滴の失敗した痕が痛みました。
昼食の時間とかぶったので、分娩台の背もたれを少し起こしてそのまま食べました。
傷が痛んで食べるのは大変でしたが、お腹ペコペコだったので本当に美味しかったです。
13:30 歩いて病室へ移動
血圧が90で低めだから、もしフラつくようなら車椅子にしようか。
1人目のときには無かったのですが、今回は出産直後の血圧が90と低めでした。
妊娠前は普段からそれくらいの時もあったので、たぶん大丈夫かなと思います。
実際に立ち上がってみると少しフラフラして気持ち悪くなりましたが、歩けないことは無さそうでした。
そのまま、持ってきたパジャマに着替えて移動開始。
病室に向かう途中にトイレがあったので、
トイレには行けそう?
もし今は無理そうなら、あとで行きたくなった時に一緒に行くのでも良いよ。
産後の1番最初のトイレは一緒に行くことになっているらしく
あとからナースコールして一緒に行くのも面倒な気がしたので、今済ませてしまうことにしました。
無事に出たので一安心です。
病室に着いてベッドに腰を下ろしましたが、傷の痛みは1人目よりも軽い感じがしました。
1人目のときは横にも大きく裂けていたので痛かったのかなと、2人目を経験して改めて思い出しました。
出産当日は母子別室だったので、赤ちゃんは預かってもらい病室で1人のんびり過ごせました。
まとめ
以上が、私の2人目出産レポートです。
今回は病院の診察時間内だったため院長先生はほとんど登場せず、助産師さんが3人で取り上げてくれました。
1人目のときは夕方から分娩室に入って夜に出産したので、院長先生に取り上げてもらいました。
私の場合は、助産師さんだけでの出産に特に不安はありませんでした。
むしろ、たくさん優しい声かけをしていただいて、安心して出産できたと思います。
1人目と違ったのは、最後に赤ちゃんが出てくる時が痛かったことです。
1人目の時はあまり痛みを感じませんでしたが、会陰の傷は2人目の時よりも大きかったので産後は傷あとがかなり痛かったです。
ですが、陣痛の痛みレベルは1人目も2人目も同じくらいに感じました。
そして、今回の出産では陣痛促進剤を少量しか使いませんでした。
元々陣痛がきている人の方が、0からよりも効きやすいと言われました。
途中で効きすぎて過強陣痛になってしまいましたが、早く終わったので促進剤を使用して良かったです。
この記事が、これから陣痛促進剤を使用して出産を予定している人の参考になれば嬉しいです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
2人目出産レポ②に続きます。